デリケートゾーンの黒ずみに悩んでいる女性はとても多いですが、実際「どういった方法で改善すれば良いかわからない」という方も多いと思います。
特に黒ずみがひどく、市販の美白クリームを使っても何も改善しなかったという方は、八方ふさがりになってしまっている場合も多いでしょう。
そもそも市販の美白クリームはデリケートゾーン専用に作られていない事も多いですし、何よりも効果が薄いのであまりおすすめできません。
インターネットで購入できるデリケートゾーン専用の美白クリームは市販のものよりかは効果があるものの、継続しないと効果が見られなかったり、肌に合わない可能性もあります。
デリケートゾーンの頑固な黒ずみはそういったクリームでも改善できない場合もありますし、最終的には病院で治療した方が効果が高く、費用も抑えられる可能性があります。
こちらでは、デリケートゾーンの黒ずみを皮膚科で治療した場合、どんな方法があるのか、費用はいくらくらいかかるのかを紹介していきます。
デリケートゾーンの黒ずみの市販クリームおすすめランキングTOP5
皮膚科で受けられる黒ずみ治療の種類
皮膚科や美容皮膚科では一体どのような種類の治療を受ける事ができるのでしょうか。
それぞれの特徴や費用、メリット、デメリットについても詳しく見ていきましょう。
1:レーザー治療
皮膚科といえば、思いつくのがレーザー治療という方も多いのではないでしょうか。
ほくろやシミなどができた場合にもレーザー治療で除去する事が可能なので、必然的にデリケートゾーンの黒ずみも除去する事が可能です。
美白クリームを継続して塗っていてもあまり効果がなかった、1度で高い効果を実感したいという方におすすめの方法です。
レーザー治療とはどういった治療なのかというと、肌のくすみや黒ずみを美白にしたい、肌のトーンを明るくしたいという方のために、レーザーを照射して美白へと導いてくれるという方法です。
皮膚科や美容皮膚科、美容外科で受ける事が可能ですが、病院によってレーザー治療の種類は様々ですが、どこの病院でも黒ずみに直接アプローチしてくれるレーザーを照射するという方法が取られているので、短期間で黒ずみを除去する事が可能です。
黒ずみ除去だけに特化したものや、黒ずみ除去と毛穴引き締め効果と兼ね備えたものなどがありますが、価格も病院によって多種多様なので、その病院のホームページや口コミなどを見て、検討する必要があります。
レーザー治療の効果と治療の進め方は?
レーザー治療のおおまかな仕組みは、黒ずみの原因であるメラニンを集め、その部分にレーザーを照射し、破壊する事です。黒ずみの直接的な原因が改善されれば、必然的に皮膚が黒くなっている部分がなくなるので、美白へと近づきます。
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1
治療の進め方は、まず病院でカウンセリングを受け、患部を見て医師がどのような治療方針で行くか、提案をしてくれます。
その時に予算との相談や回数の相談を行いますので、どの程度まで黒ずみを改善したいのか、予算はどのくらいまで使うのかをあらかじめ考えておくと良いでしょう。
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2
カウンセリングが終わり、治療方針が決まると、早速レーザー治療が始まります。基本的に治療周期は2〜3週間に1度で、1回あたり30分程度です。
どのくらい美白になりたいかによりますが、大体3〜4回ほどで目に見える効果が現れます。
アフターケアで保湿ジェルを塗ってくれる場合もありますが、レーザー治療を行った日は、飲酒しない、保湿を十分にする、患部を温めないなどの注意点があります。
また、妊娠中・授乳中の方や、糖尿病の方、ペースメーカーを使用している方など、レーザー治療を受けられない可能性もあるので、事前に医師とよく相談してください。
レーザー治療にかかる費用と回数は?
レーザー治療と聞くと、高額なイメージが大きいと思いますが、実際どのくらいの金額がかかるのでしょうか。
費用 | 70,000円 〜100,000円 |
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回数 | 1〜5回 |
中には、1、2回ほどで目に見えるほど効果を実感できたという方も多いので、継続して行う事が苦手な方には向いている治療法です。
2、3週間に1回は必ず治療に通わなくてはいけませんが、1回あたりの診察と照射で1時間ほどで終わりますし、予約を取って受ける事ができるので、仕事終わりや家事の合間に通う事ができます。
レーザー治療にデメリットや副作用はないの?
レーザー治療で気になるのが副作用ですよね。
初めての方は、レーザーを照射した部分の肌トラブルや火傷などの心配があると思いますが、実際はどうなのでしょうか。
最近のレーザー治療はとても安全で、比較的副作用も少ないと言われています。
照射回数が4回、5回と増えても肌トラブルが起こったという事例は少なく、アフターケアとしてきちんと保湿してくれますし、自宅でも保湿を徹底するように指導されます。なので、肌荒れが起こった、火傷をしたというケースは少なく、施術時の痛みも少し患部が熱くなる程度でさほどありません。
ただし、敏感肌や乾燥肌など、元々肌が弱いという方は、軽い火傷を起こしてしまったり、かぶれてしまう可能性があります。もし肌トラブルや異常が起こったら、すぐに医師に相談するようにしましょう。
また、そういった肌トラブルが起こってしまう人の多くは、十分な保湿ができていない事が原因である場合が多いです。
徹底した保湿をする事によって、レーザー治療の副作用を極限まで抑える事ができるので、心がけるようにしましょう。
また施術当日は飲酒や激しい運動は控え、入浴はシャワーだけにしたり、患部をゴシゴシとタオルでこすらない事なども重要です。
2.整形手術
デリケートゾーンを整形するなんて考えた事がなかった方も多いと思いますが、実は最近の美容外科ではデリケートゾーンに特化した整形手術を行っています。
デリケートゾーンの形を気にする方はもちろん、不感症改善や、尿もれなど女性のデリケートな悩み全てに網羅していると言っても過言ではありません。
手術と言っても、溶ける糸を使ったり、麻酔が72時間持続したりと、最近の美容手術はかなり高い技術と効果が期待できるので、「確実に治したい」という方におすすめです。
整形手術の効果と治療の進め方は?
デリケートゾーンの黒ずみを改善するのに整形手術?と思われる方も多いと思いますが、美容外科では今多くの女性が整形手術により黒ずみを改善しています。
整形手術には黒ずみの改善のほか、膣の引きしめ、尿もれ、匂いなどにも効果があると言われており、デリケートゾーン全般の悩みが改善できる可能性があります。
具体的な治療方法は、黒ずんでいる部分を切除したり、皮膚移植をして黒ずみを除去するというやり方です。
小陰唇縮小術などの術式を行うと、黒ずみがなくなるだけではなく、小陰唇の形も整えることができるので、一石二鳥です。実は自分のデリケートゾーンに自信を持っている人は少なく、多くの女性が黒ずみ、形、匂いなど様々な要因に悩んでいるのです。
整形手術を行う事によって、気になる症状を一気に改善できる可能性があるので、どちらかと言えば、黒ずみだけではなく、他の要素も気になるという方におすすめの方法です。
形を整える事によって、将来的に黒ずみができにくくなったり、匂いが発生しにくくなったりするので、長い目で見ると魅力がある治療法です。
整形手術がどのような流れで進んで行くのかと言うと、まずカウンセリングをして治療方針や手術による効果、術式などを医師に提案してもらいます。
納得できた時点で治療が始まりますが、整形手術と言ってもそんな大掛かりなものではなく、施術時間は30分以内である事も多いです。
患部の熱や痛みが引いた時点で帰宅する事ができるので、もちろん日帰りで手術を行う事が可能なのも魅力ですね。
最近では溶ける糸を使い、抜糸の必要がなくなったり、麻酔の際に痛みを伴わない方法を用いるなど、様々な工夫がされているので、手術自体にストレスを感じる事はあまりないでしょう。
アフターケアとして患部を冷やしたり、麻酔が切れるまで安静にしている必要はありますが、電動メスや最新機器によって出血は比較的少なく抑えられているので、回復も早いです。
整形手術にかかる費用は?
デリケートゾーンの黒ずみを除去するための整形手術にはどのくらいの金額がかかるのでしょうか。
費用 | 20〜25万円 |
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回数 | 1〜3回 |
黒ずみを除去するだけの手術であれば、この金額くらいで完治する事が高いので、将来黒ずみが発生する可能性が大幅に下がる事を考えると、コストパフォーマンスが良い方法かもしれませんね。
整形手術にデメリットや副作用はないの?
整形手術で気になるのが「痛み」ではないでしょうか。
手術といえば、メスを使い皮膚を切開するので、考えるだけでも強い痛みが想像できますし、術後の痛みもどの程度のものか気になりますね。
しかし、最近の美容外科、皮膚科ではそのような手術を行う場合、溶ける糸を使い抜糸が必要ないようになっていますので、1回の手術で完結する場合が多いです。
また、手術後も仕事を休む事ができないなどの事情がある場合は、麻酔が持続する薬をもらう事もできますし、痛み止めもきちんと処方してもらえるので、術後の痛みは心配ないでしょう。もちろん、手術前には麻酔をしますし、その方法は馴染みのある方も多い点滴であったり、吸入麻酔薬であったりと、特別な痛みを伴う事はありません。
あまりにも恐怖心が強い場合や麻酔の効きが弱いと判断された時には安全性に考慮して麻酔薬を追加してもらったり、笑気ガスを吸入したりと、その都度様子を見て的確な判断をしてもらえるので安心してください。
術後は少し痛みが続く場合がありますが、それでも1週間ほど経てば完全に元の生活に戻れますし、パートナーと仲良くする事もできます。その上、溶ける糸を使っているので、パートナーに手術をした事自体気づかれずに日常生活を送る事が可能です。
3.ハイドロキノン
美白成分として有名でかつ優秀な成分がハイドロキノンです。
市販の美白商品にも含まれていますが、濃度が4%のものしか市販で買う事ができないので、効果は薄いです。
その点、皮膚科で処方してもらうハイドロキノンのは高濃度のものが多く、即効性が高いので、市販のハイドロキノン配合のクリームでは効果が得られなかったという方におすすめです。
医師の診断のもと処方されるので、いくら低濃度とはいえ市販のものを買うよりも安心です。また、ハイドロキノンは美白成分として優れているので、デリケートゾーンの黒ずみだけではなく、バストトップや顔のシミにも治療として処方される事があります。
ハイドロキノンの効果と治療の進め方は?
皮膚科や美容皮膚科でも「美白の薬」として馴染みの深いハイドロキノンは、デリケートゾーンの黒ずみにも効果が期待できます。
美白力がとても強く、市販の美白化粧品にも低濃度ではありますが、配合されている事から、一般人にも馴染みが深く、真っ先にこの成分で黒ずみ解消をしようと思われる方も多いのではないでしょうか。
美白成分にはプラセンタやセラミドなども挙げられますが、ハイドロキノンはそれらの成分の100倍ほどの美白力を持っていると言われており、まさに美白成分の王者だと言えるでしょう。
ハイドロキノンには、メラニンの生成を抑えてくれることと、数を減らしてくれる事の二つの美白効果が期待できるので、できてしまった黒ずみだけではなく、これから黒ずみを予防したいという方にもおすすめの成分です。
4%以下の低濃度のハイドロキノンであれば、市販の美白クリームにも配合されている事がありますが、それ以上の高濃度のものであれば、医師の診断後処方してもらう必要があります。
高濃度のハイドロキノンを手にいれようと思ったら、まずは皮膚科、美容皮膚科などで医師の診断を受け、患部を見せる必要があります。それを見て医師が黒ずみの度合いやハイドロキノンの濃度、量を判断し、処方してくれます。
人によって黒ずみの範囲や程度は様々ですが、ハイドロキノン一つあれば、デリケートゾーンだけではなく、脇や顔のシミにも使う事ができる場合があるので、全身のケアが1本でできてしまうというメリットがあります。
ハイドロキノンにかかる費用や期間は?
皮膚科でハイドロキノンをもらった場合、基本的には保険が適用されません。もちろん美容皮膚科でも同じなので、自由診療となります。その理由は、黒ずみのケアというのは治療ではなく美容目的とされているため、他の皮膚病のようにはいかないからです。
皮膚科やクリニックによって診療費用はバラバラですが、処方されるハイドロキノンはどこの皮膚科でも同じものなので、それほど金額のばらつきはないでしょう。
費用 | 5000円 〜7,000円/1ヶ月 |
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期間 | 数ヶ月 |
黒ずみがひどい場合は数ヶ月ハイドロキノンを処方してもらわなくてはいけないので、トータルで10万円ほどかかってしまう事も考えられます。ただし、市販の美白クリームでも1個あたり1万円ほどする事を考えると、効果が高いハイドロキノンを病院で処方してもらった方がより確実かもしれませんね。
ハイドロキノンにデメリットや副作用はないの?
ハイドロキノンには副作用があると聞いた事があると思いますが、それは本当なのでしょうか。
実は、高濃度なハイドロキノンであるほど副作用は強く、使い続けるとあまり肌には良くないと言われています。
ニキビ跡や火傷跡、アトピーなどに使用されるステロイドでも同じ事が言えますが、肌にとって効果が高いものというのは、必然的に副作用も強くなってしまうのです。
どのような副作用が出る可能性があるかと言うと、まず赤みやかゆみ、かぶれなどが挙げられます。
ハイドロキノンは効果が高い分刺激が強いので、そういった肌トラブルを起こしやすいと言われています。
また、数ヶ月で耐性ができてしまうので、高濃度なハイドロキノンを使っても全く効果が見られなくなってしまうなどの副作用もあります。ごく稀にハイドロキノンアレルギーを起こし、蕁麻疹や発熱などを起こす方もいるので、もし肌に異常が見られたらすぐに使用を中止し、医師に相談してください。
そして、ハイドロキノンは比較的傷みやすい成分なので、保管の仕方にも注意が必要です。
5gで大体1ヶ月分ですが、古くなったハイドロキノンは肌トラブルの原因となるので、絶対に使わないようにしてください。
また、冷暗所に保存しておく事が好ましいとされているので、保管は冷蔵庫で行うと良いでしょう。
効果が高いからと期待して、一回の使用量以上を塗るのも良くないので、1日1回、用量を守って使用するようにしてください。
4.トレチノイン
こちらも皮膚科ではよく処方される成分の一つですが、主にシワ、ニキビの治療薬としての効果があります。
黒ずみの原因はメラニンが体内に溜まって排出できない事とされていますが、トレチノインは、表皮の深い層にあるメラニン色素を外に出す働きを持っているので、黒ずみに直接アプローチしてくれます。
ハイドロキノンとトレチノインをダブルで使う事によって、より高い効果が期待できます。
トレチノインはハイドロキノンと違って病院で診察を受けてからでないと手に入れる事ができないのですが、その理由は効果の高さと副作用の強さにあります。
人によりますが、副作用により赤みが出てしまう事などもあるので、必ず病院での受診が必要なのです。
トレチノインの効果と治療の進め方は?
主にシミの治療などで使われる事が多いのがこのトレチノインですが、必須栄養素ビタミンAの一種で、シミ、シワ、たるみ、ニキビの改善に用いられています。
特に顔の皮膚の悩みに特化した成分ですが、もちろんデリケートゾーンにも使用する事が可能です。
低濃度であれば手に入るハイドロキノンとは違い、トレチノインは病院で診察、処方してもらわなければ手に入らない成分です。
皮膚科や美容皮膚科などで処方してもらう事ができますが、ハイドロキノンよりも処方される可能性は低く、美白効果は高いものの、あまり手に入らない可能性があります。
もしくは、黒ずみがひどい場合にハイドロキノンとセットで処方される事がありますが、トレチノイン単品で処方される事は比較的少ないでしょう。
そんなトレチノインですが、肝斑やひどいニキビ跡など市販の美容クリームではなかなか改善しないような症状でも劇的に改善できる可能性があります。
黒ずみが目立つ要因として、ターンオーバーの乱れが挙げられますが、その乱れを主成分であるビタミンAを補充する事で正常に戻してくれる効果もあるので、黒ずみに直接アプローチしてくれます。
ハイドロキノンほど即効性はありませんが、2、3ヶ月で軽い黒ずみやシミであれば綺麗になくなる事も多いくらい効果が高い成分です。
トレチノインにかかる費用や期間は?
トレチノインを病院で処方してもらうと、大体トレチノイン0.1%が5gで6,000円、0.05%が20gで13,000円とハイドロキノンよりも高額であると言えるでしょう。
費用 | 約10,000円/1ヶ月 |
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期間 | 2〜3ヶ月 |
病院によってはハイドロキノンやホルモン剤、保湿剤と一緒に処方される事もあるので、そうなるとさらに金額が高くなる場合もあります。
病院やクリニックによって値段の相場や薬の出し方は異なりますが、大体1ヶ月1万円〜と考えておくと良いでしょう。
トレチノインにデメリットや副作用はないの?
美白効果が高く、値段も高額と言われているトレチノインですが、それだけ効果が高いとやはり副作用が気になりますよね。
トレチノインの特徴として、2、3ヶ月で目に見える効果が現れますが、使用して1ヶ月前後で肌に赤み、炎症、腫れが出ることがあります。
その原因は、「レチノイド反応」を起こすからなのですが、このレチノイド反応はビタミンAが不足している肌に、急に多くの成分を投与し、一気に新陳代謝が促進される事によって起こります。
治療の経過として誰にでも起こることではありますが、レチノイド反応があまりにひどく、肌荒れがしばらく続くようであれば、トレチノインの使用を中止しなければいけない場合もあります。
人によっては火傷のように肌がただれたり、皮がむけたり、乾燥やかゆみなどの症状に苦しんでしまう事もあると思いますが、それを乗り越えた後、劇的に黒ずみが改善する可能性が高いです。
結局どの方法が一番良いの?比較してみました
病院で受けられる治療法を4つ紹介してきましたが、結局はどの方法が一番良いのでしょうか。
値段や効果、副作用など様々な面を比較して表にしてみました。
レーザー治療 | 整形手術 | ハイドロキノン | トレチノイン | |
---|---|---|---|---|
値段 | 約70,000円 〜100,000円 | 約20万円 〜25万円 | 約1万円/1ヶ月 | 約1万円/1ヶ月 |
効果 | 高い | 高い | 黒ずみの度合いによる | 黒ずみの度合いによる |
副作用 | 比較的少ない | 比較的少ない | 肌トラブルを起こしやすい | 肌に赤み、炎症、腫れが 出ることがある |
期間 | 2〜3ヶ月 | 1日〜 黒ずみの度合いによる | 数ヶ月 | 数ヶ月 |
どの治療法も一長一短ありますが、特にレーザー治療が値段、効果、副作用、期間とどれを見てもバランスが取れていると言えるでしょう。
その理由は、10万円以内で治療が受けられる点、黒ずみが浅ければ回数が少なくても済む点、一回の治療で目に見える効果が得られる点などです。
また、最新の技術により痛みや術後の肌トラブルなども少ない点から、早く、確実に治したいという方にはレーザー治療が一番コスパが良く、医師が治療してくれるという点でも安心できるのではないでしょうか。
レーザー照射や診察、カウンセリングは女性医師が担当してくれる場合が多いので、恥ずかしがる事はありません。
デリケートな悩みだからこそ、寄り添って一緒に考え解決に導いてくれる病院を選ぶと、後悔する事は何もないと思いますよ。
トレチノインに関しては、値段がハイドロキノンよりも高く、効果が出るまで数ヶ月かかる割には、副作用も大きいという点で、一番評価が低くなりました。
1ヶ月1万円出すくらいなら、デリケートゾーン専用の安全で副作用がないクリームを買った方が良いですし、ハイドロキノンの方が美白効果が高い上に安価なので、トレチノインはあまりおすすめできません。
アメリカなどではシミだけではなく、しわやたるみなどエイジングケアの一環として用いられている事が多いですが、日本人はデリケートな肌質の方が多いので、そもそもトレチノインは刺激が強すぎる可能性があります。
「どの方法が一番良い」と断言する事はできませんが、やはり一番重要なのは、何を重視して選ぶかという事ですね。
値段が一番安いのはハイドロキノンですし、効果が一番高いのは整形手術です。
現代では悩みに応じて様々な治療法が展開されているので、まずは自分がどういった治療をして黒ずみを改善したいか考えてみましょう。
失敗しない皮膚科選びのコツ
今回紹介した4つの方法全てに関して言える事ですが、それらを受けられる病院やクリニック選びは非常に重要だと言えるでしょう。
病院選びで黒ずみが上手く改善できるか、できないか決まると言っても過言ではありませんし、病院選びに失敗すると、黒ずみの改善どころか、肌トラブルや取り返しのつかない事態になってしまう事もあります。
こちらでは、皮膚科や美容クリニックの上手な選び方のポイントを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1.医師やスタッフの対応が良い
病院でも飲食店でもどこにでも言える事ですが、そこで働いている医師やスタッフの対応はかなり重要なポイントです。
無愛想で挨拶もしてくれないようなスタッフが多い病院は、丁寧で安心できる治療をしてくれるとは思えませんよね。
初めてその病院へ行った時に、にこやかに対応してくれるかどうか、困っている事があったら積極的に声をかけてくれるか、丁寧に回答してくれるかなど、細かい所もチェックする必要があります。
また、ホームページがある病院は口コミなどもチェックし、実際にその病院に通っている人の生の声を参考にするのも良いでしょう。
良い評価ばかりであっても、病院が意図的に載せている可能性があるので信頼に欠けますが、あまりにも悪い口コミばかりであった場合は、注意が必要です。
医師やスタッフはまさに病院の鏡と言えるので、受付から看護師にいたるまで、きちんと対応してくれるかどうかを見極める必要があります。
2.明瞭会計である
基本的に美容に関する診察は保険が適用されない自由診療である場合がほとんどです。
それ故に、明細書をもらった時に「本当にこの金額で合ってる?」と不安になるくらい高額な請求をされる事もあります。
そういった際に明細書に書かれている項目をきちんとチェックし、自分が本当に受けた治療内容と金額が合っているか確かめる必要があります。
それらがうやむやにされている場合や、あらかじめ説明があった金額と明らかに異なる場合は治療費を上乗せされている可能性があるので、注意しなければいけません。
そういった事にならないように、あらかじめホームページなどで治療にかかる費用の詳細を確認しておき、「何にどのくらいの費用がかかるのか」をきちんと調べておく事が大切です。
また、どんな治療法にしても相場がありますので、ネットの情報などを活用してそれぞれの相場を正しく理解しておく事で、会計時のトラブルを防ぐ事ができます。
3.カウンセリングの時の対応が良い
どの病院でも初回にカウンセリングを受ける事になると思いますが、その際にどんな対応をされるかはとても重要です。
カウンセリングを受ける人の中には、「治療を受けようか迷っている」という方も多いと思いますが、そのような場合でも押し切らずに、治療について詳しく説明してくれたり、疑問や不安に思っている点について、丁寧に回答してくれる病院が良いでしょう。
カウンセリング時に治療方針や治療法の詳細、どのくらいの費用や期間がかかるのか、どのコースにするのかなど、様々な詳細の打ち合わせをします。
患部や患者の意図を見てそれらを決めるのですが、病院が一方的に「こうしないと治らない」と押し切るようなところはおすすめできません。
医者やスタッフが患者に寄り添い、患者の意図をくみ取ってくれるような病院が良心的で信頼できると言えます。
4.良い面と悪い面どちらも説明してくれる
どの治療法に関しても良い面だけではなく、悪い面もあります。
効果が高い分副作用が強かったり、肌トラブルが起こったり、効果が全く見られない可能性もあります。
そういった点は素人からすればわからない事が多いので、良い面だけではなく、悪い面も包み隠さず教えてくれる病院が良いですね。
もしこういった事になった場合は、など万が一トラブルが起こった場合にどういう対処をしてくれるのかを事前に説明してくれる病院だとなお安心できます。
良い面だけしか言わない病院の場合は、そういったリスク管理が出来ていない可能性があるので、継続的に通うにはおすすめできません。
5.院内が清潔に保たれている
病院なら当たり前の事ですが、衛生面は特に気をつけて見ておきたいポイントです。
床から壁、そして医療器具に至るまできちんと清潔に保たれているかチェックしておきましょう。
もしあまり掃除されておらず、お世辞にも清潔とは言えない病院である場合、術後に感染症や肌トラブルを起こしてしまう可能性もあります。
また、医療器具を使い回ししている病院などもってのほかですし、明らかに違和感を覚えたらその病院に通うのはやめましょう。
デリケートな部分の治療を受けに行くので、「清潔すぎる」と思うくらいの病院がちょうど良いです。
まとめ
病院ではレーザー治療、整形手術、ハイドロキノン、トレチノインと4つの方法で治療が受けられると紹介してきました。
その他にも、ピーリングや美容点滴など様々な方法がありますが、今回紹介した4つの治療法は比較的どこの美容皮膚科でも受ける事が可能なものとなっています。
治療法や効果、期間、副作用などそれぞれに良い面、悪い面がありますが、一番大切なのは、どういった治療でどういう風になりたいか明確にしておくという点です。
それがしっかりと定まっていないうちに治療を始めてしまうと、「こんなはずじゃなかった」と後悔する事にもなりかねません。
病院で受ける治療は、市販の美容クリームなどに比べて比較的高額なので、色々と情報収集をしてよく考えた上で受けるようにしましょう。